コミュニケーションツールの活性化には、いかにユーザーの情報発信を促すかが大きな課題となります。

ユーザー数で日本最大のSNSである mixi でさえ、突然すべてのユーザーが日記を書かなくなれば、コミュニティサイトとしての価値は半減してしまいます。これは社内のコミュニケーションツール、いわゆる社内ブログや社内SNSの場合も同様です。誰も情報を発信しなければ、ただプラットフォームが存在するだけで、まったく意味がありません。
しかも前述の mixi の場合などは、やりたくてやっている積極的ユーザーがほとんどなのに対し、社内の場合は、積極的ユーザーばかりではないという現実が重くのしかかってきます。つまり、どうやって社員に情報発信をさせるかについては、非常に工夫が必要となります。
ここで少し話を変えます。
まず、情報発信のタイプは3つに分かれるといわれています。
すなわち、「強制」、「自発」、「自動」の3つです。
「強制」は業務命令としてやらせるようなパターン、「自発」は社員自らが積極的に発信するパターン、そして「自動」は人の力ではなく、なんらかの「仕組み」を用いて情報を上げるパターンです。
これだけ考えると、もちろん「自発」が望ましいことは言うまでもありません。
しかし、なかなかそう上手くはいかないのも前述したとおりです。
そこで、情報発信のタイプに、もうひとつ種類を加えます。それが「誘導」です。
「誘導」自体も、もちろん発信された情報なのですが、その主目的として、他のユーザーから発信を引き出すための補助的役割を果たすものです。言い方を悪くすると「さくら」です。
いくつか例を出しましょう。
・盛り上がっている場を作り上げ、社員を引き付ける 「やじうま」タイプ
・特定、不特定の社員に対して投げかけを行い、レスを引き出す 「ピッチャー」タイプ
・発信するテーマ、メッセージの力で、他の社員を引き込ませる 「モーゼ」タイプ
・・・と、このようなものが考えられます。
コミュニケーションツール導入初期には、これら「誘導」の割合を調整しつつ、「自発」の割合上昇につなげていく施策が重要となります。








