アクアリウム理論
本日は、とある人に聞いたウェブコミュニティと水族館のちょっとした共通点についてお話いたします。
水族館といえば、様々な種類の海洋生物がおります。特に海そのままが表現されたような、大きめ水槽は見ごたえがありますね。小さな魚から大きな魚まで、壮観な眺めを味わうことができます。
ところで不思議に思われたことはないでしょうか?
「なんで食物連鎖が起きないのだろう」ということを。
つまり捕食の関係性がある魚同士がいるにもかかわらず、共存しているように見えることです(例えばサメが他の魚を食べてなかったり)。
実はこの理由は水族館が水槽に魚を入れる順番に関係しているらしいのです。具体的には、まず最初に水槽に入れるのは食物連鎖の一番底辺。すなわち小魚です。そして、中型の魚・・・大型の魚・・・と続いて、最後に食物連鎖の頂点、サメとかを入れる。
こうすることで「縄張り意識」ができるのです。
最初に入れた小魚は、天敵のいない状況で、まず自分たちの縄張り(コロニー)をつくりあげます。縄張りがでれば、それらを捕食する魚を入れたとしても、おいそれとは手を出さないらしいのです。弱いものから入れて、ある程度縄張りができたら、徐々に強いものを入れていく。これが秘訣だということですね。
そして、やっとウェブコミュニティとの関係性の話です。
結論から言うと、最初にネットリテラシーのレベルが最高の人たちばかり集めてしまうと、小魚、つまりリテラシーが低めの人はコミュニティに入ってくることができないのです。理由は水族館と一緒で、リテラシーが高い人たちの雰囲気や話題等の問題から、参加しにくくなってしまうんでしょうね。
ですが、一般のサービスであればそれでも構わないのです。同じレベルの人たちだけで盛り上がっていればいいのですから。ただし、企業や学校など、「いろんな大きさの魚」がいる組織全体を活性化させようとすると、この理論を踏まえておかないと失敗する可能性があるのです。
これらを総括し、コミュニティ活性化の「アクアリウム理論」と呼びます。活性化のための考え方の一つとして頭に入れておくとよいでしょう。








